シモカワノニッキ

あたまの中がカユいんだ。

犬や猫のあだ名の話。

数年前まで「犬派?猫派?」と聞かれたら犬派!と即答していた。 しかし、ここ最近はもっぱら猫のファンである。尻尾をピンと立てて、人間のことなどお構いなし。唯我独尊だ。そこが本当にかわいい。たいていの場合口をキリッと閉じているのもまたいい。犬は…

おばあちゃんの話。

おばあちゃんが逝った。 88歳。 大往生の定義はわからないけれど、大往生であったと思う。 この投稿をシェアしたのは、同情して欲しいとか、現代っ子だからとかそういうことではなく、自称おばあちゃんっ子&実家でずっと同居していたオレが、おばあちゃんが…

ヒノハラさんの話。

2011年の肌寒いある日。 兵庫県神戸市のとあるコンビニの駐車場のとある車の運転席で ケータイをいじっている23歳の好青年がいた。 青年は悩んでいた。 なぜ憂鬱なのか、なぜ好きではない仕事をしているのか、なぜ自分のやりたいことを考えなかったのか、な…

生きている間に言われてみたいセリフの話。

人には誰しも「生きている間に言われてみたいセリフ」がある。 以下、黒太字大文字部分。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ゆるやかに流れる川から一本道を入った所に先輩の新居はあった。 日本家屋をリフォームしたという…

「w」の話。

「w」ってあるじゃないですか。 あれね、語尾とかにつけるやつ。 「(笑)」と意味が一緒のやつ。 いやーあれが苦手だ。 別にいいんだけどさ…別にいいんだけど、なんかアレじゃないですか? だってなんだかだってだってなんだもんじゃないですか。 綺麗な日…

映画館に行こうの話。

映画の話をしよう。そうしよう。 巷では「日本の映画は高い!」と叫ばれて久しい。 大人1800円、前売りでも1500円。 うーむ、確かに高い。1800円あれば一ヶ月は遊んで暮らせる。 人生を左右するような大金だ。 大画面で堀北真希を観るためにやむなし…! と清…

生きている間に言いたいセリフの話。

人には誰しも「生きている間に言いたいセリフ」がある。 以下、太字部分。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 案外狭いんだな。 甲子園のグラウンドに立った印象だ。 ベンチの中から眺めているとよくわからなかったが、バッタ…

29歳の未来地図の話。

やっぱりさ、備忘録を書いたわけだから目標も書かなくちゃダメだよな。 【29歳の未来地図】 ・ストロングゼロを飲まない。 ・動物園に行く。 ・無駄な二度寝をしない。 ・もう一軒行かない。 ・二軒目までなら行ってもいい。 ・金曜日にそわそわしない。 ・…

28歳の備忘録の話。

またやっちゃったよ。 二ヶ月も空いてしまった。 「とにかく何か書く」がコンセプトなのにこれはイカンなぁ…。 ダラダラダラダラ書こう。 突然ですが僕は8月4日生まれなので今宵は28歳最後の夜です。 特に感慨深いこともないわけだけど、この1年で思ったり悟…

サングラスをかけたい話。

もうすぐ夏がやってくる。 そういうわけでサングラスをかけたい。 大学生の頃一時期かけていたやつはなんというかmihimaruGTのあのラッパーみたいな、なんというか色が淡くてレンズが無駄にデカくて顔にベタッとくっついてて…えっとわかるかしら? mihimaruG…

飲み屋を選ぶ時の話。

思い返せば二十代前半の時は「とにかく安く飲める店」ばかりを探していたように思う。酒を飲む空間に対する興味が希薄で、飲んで騒げればそれでよし!という若気の至りを凝縮した不埒な思考回路に支配されていた。 ヴィレヴァンの店頭で流れているみうらじゅ…

総務のNさんの話。

総務のNさんはとてもハキハキとした気持ちのよい女性だ。 エレベーターや廊下で会うといつも大きな声で気持ちよく挨拶をしてくれて、遭遇した同僚に対してなおざりな会釈で済ませようとしてしまう自分が恥ずかしくなる。 三島由紀夫が「挨拶とはすなわち自分…

GET UP AND DANCEの話。

寝起きが悪い。 低血圧のせいにしてきたがそうではない、怠惰なだけだ。 と言いつつ、目が覚めたら起床予定時刻を大きく過ぎていたということはほとんどなく、大抵の場合いつもの時間に自然と目が覚める。 そこで僕がまず思うこと、それは「死」である。 病…

下北沢の話。(その3)

終電で帰宅し、いつものスーパーに寄ろうと 駅前を通りかかるとすごく身体の大きな黒人がなにやら大声で叫んでいた。 酔っているのかかなり陽気だ。 派手な服に派手なネックレス、両腕には厳つい墨が入っていて、なんというかガダラの豚に出てくる呪術師みた…

プライマル。の話。

イエモンが復活した。(お茶ではない) うれしい、本当にうれしい。 眞鍋かをりには菓子折を贈りたい気分である。 再結成ライブが決まった日から話題になっていたことがあった 「復活一曲目になにを演奏するのか?」という点である。 個人的には「楽園」以外…

クロネコさんの話。

やばいな。 毎日できるだけ文字を書く、と宣言したにもかかわらずだいぶ間隔が空いてしまった。 書くことを決めて書き出すよりもなにも考えずにキーボードをぽちぽちやったほうがいいのかもしれない。最近何があったかなぁ…アルコールは記憶の輪郭をすぐにぼ…

下北沢の話。(その2)

今でも忘れられない出来事がある。 小学校低学年のある日、僕は母に手をひかれて下北沢の街を歩いていた。 なぜ下北沢にいたのかはまったく覚えていない。シェルターにでも行ったのだろうか。いや違うな。まぁいいや。 母は少し酒癖が悪いけど、様々なマナー…

今夜もどこかである話。

抹茶フラペチーノグランデミスト いや、違う。 抹茶フラッペロイヤルストレートデミタス いや、これも違う気がする。 とにかくそんな長くて小難しい液体に突き刺さった真っ赤なストローを指でクルクルと回しながらミサコは口を開いた。 「ようへいくん、はな…

ぜひわかってほしい話。

ご理解いただきたいことがある。 もちろん、酒席での会話をしょっちゅう忘れる件についてである。 まず最初にわかっていただきたいのは悪気はまったくないということだ。 「話したことを覚えていない=会話した人間に興味がない失礼なヤツ」という指摘をよく…

新年の決意の話。

地元の駅の近くには大きな陸橋があって毎年お正月の朝は そこに初日の出を拝みに行くのが恒例になっている。 (すごくよく朝日が見えるのに毎年意外と来ている人が少ない。謎だ。) 2011年の正月、一年後の自分が想像ができなかった。 2012年の正月、一年後…

ぼくの財布と携帯を盗んだ人の話。

2072年5月19日、俺は死んだ。 いい人生だった。 シンプルな言い方だけどそれに尽きる。最期の瞬間は娘の優子が右手を握ってくれていた。優子の指がこんなに繊細で美しい形をしていることを、もう少しだけ早く知りたかった…そんな穏やかな思考に導かれるよう…

近所の蕎麦屋の話。

会社の近所によく行くチェーンの蕎麦屋さんがあるのだけど そこにいるメガネをかけたプーさんみたいな体型の店長が最近そっけない。 前は「ごちそうさまー!」というと「ありがとうございました」と嫌々返してくれてたのに最近シカトされる…。他の人にはちゃ…

相談されるのが苦手な話。

昔から「悩み事の相談にのる」というのがどうにも苦手だ。 大まかに人の悩みとは2つに分類することができる。 【A】どうしたいか自分の中で決まっていて背中を押してもらいたいパターン 【B】どうしたらいいか、どうすればいいのか本人もわかっていないパタ…

立ち飲みの話。

座って飲むのではない、中腰で飲むのでもない、寝ながら飲むのでもない。 直立不動、立って飲むのが好きなのだ。 一口に立ち飲み屋と言ってもその種類は多種多様。最近では瀟洒なバルのような形態の店がブームなようだが、僕が好きなのは狭くて汚くて店外ま…

モヤモヤする話。

数年前から許せないことがある。 「許せない」って怖い言葉だね。やめます。 モヤモヤしてることがある。 飲食店の看板で「準備中」ってのあるじゃんか。 あれがモヤモヤする。 例えば、11時〜13時までランチ営業をして、その後17時から夜の営業をするみたい…

末井昭さんの「自殺」の話。

ずっと気になっていた末井昭さんの「自殺」をやっとこさ読んだ。 数年前から死生観というものに結構興味があって、いや「死生」というより死に方に興味がある。だって誰にでも平等に訪れるものだからそこには何らかの美学があった方がステキじゃないですか。…

ホッピーの話。

翌日の午前中に予定がある場合、ホッピーを飲んではいけない。 タバコの注意書きみたいにホッピーの瓶に貼っておいてほしい。 「翌日の予定に支障をきたす場合があります。節度をもって飲んでください。」 店員さんも必死になってほしい。 「本当にいいんで…

下北沢の話。

二ヶ月前に下北沢に引っ越しました。 前から好きな街だったのもあるけど、やっぱりしっくりくる。 今んとこすごく調子よくやってます。 ただアレだ。 夜中酔っ払って駅前にたむろしてる若者が怖い。 なんか反社会的勢力みたいな人たちに対して感じる恐怖とは…

日記を書く話。

コピーライターという仕事をしているのに 文字を一文字も書かない日がある。 それはよくないなぁ。 それはよくないよなぁ。 と思いました。 一行でも二行でも三行でもいいから毎日何かを書こう。 いや、毎日じゃなくてもいいや。 できるだけがんばります。 …