シモカワノニッキ

あたまの中がカユいんだ。

ぜひわかってほしい話。

ご理解いただきたいことがある。

もちろん、酒席での会話をしょっちゅう忘れる件についてである。

 

まず最初にわかっていただきたいのは悪気はまったくないということだ。

「話したことを覚えていない=会話した人間に興味がない失礼なヤツ」という指摘をよくされるがこれは違う。僕はいつでも一生懸命人の話を聞いている。けれどどうしても忘れてしまう。すべては酒のせいなのだ。

やっかいなのは酒量と忘却が比例しないという点だ。

朝まで飲んでも鮮明に覚えていることもあれば数杯ひっかけただけなのにまったく覚えていない時もある。

 

由々しき問題だ。

これを解決するため、一時期酒席の備忘録をその場でつけるということをしていた。

「3月17日 鈴木さん 〇〇の話をする」という具合にメモをつけるのだ。

しかしこれは失敗に終わった。メモしたこと自体を忘れてしまうのと、飲んでいる最中に書記みたいなことをするのはあまりにも無礼だからである。

忘れること自体がすさまじく無礼なのだが今回そこには目をつぶってほしい。

 

なので最近は話をはじめる前に確認作業をするということを徹底している。

「この話したっけ?」「あのさ、これは前言ったかもしれないんだけど…」というような枕詞をつけるのだ。これはなかなか効果的で大概の人は「聞いてないよ」「聞いたけどもう一度話していいよ」「は?あんたと飲むの初めてなんだけど?」等の優しい言葉を返してくれる。

だが、しょっちゅう飲む親しい友人だとそうもいかない。

 

「ねぇ、〇〇がさ…あ、この話したっけ?」

「うーんどうだろうねぇ(ニヤニヤ)」

「まぁいいや…でさ…(話し終わる)」

「ねぇシモ、その話オレにするの何度目だと思う?」

 

くそっ。悪戯っぽく笑うんじゃねぇ。こっちは真剣なんだぶっ飛ばすぞ。

これが世間話程度ならまだ許されるかもしれないがもっと重要なことだと笑えない。

例をあげるとその場でなんらかの約束をしてしまうのが怖くてしょうがない。「え?こないだ一緒に会社辞めて海賊王になるって約束したよね?」と言われても自信を持って否定ができない。

だから酒席で約束をした場合は後日必ずリマインドをお願いしている。

なんて迷惑なやつだろうか。

 

えっと着地がわからなくなってきた。

つまりこれから「この話したっけ?」を冒頭に連発しても「こいつタイムリープでもしてきたのか?」とは思わず、暖かい目で見てやってほしいのです。

ぜひともよろしくお願いします。

 

あれ、このブログ前に書いたっけ?

 

シモカワ